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アトピー性皮膚炎に対する有効性を検討された保湿外用成分は、尿素、グリセリン、乳酸アンモニウム、セラミド、ヘパリン類似物質、ヒノキチオールであった。これらの成分を含む保湿外用薬は臨床的な有効性に関しての差はあるにしても、いずれも皮膚症状を改善させることについての直接的エビデンスが示されていた。アトピー性皮膚炎のスキンケアにおいては、必ずしもどの保湿外用薬を用いるかが重要なのではなく、ステロイド外用薬などの強力な抗炎症性治療にどのように併用して再燃の予防、あるいは症状のコントロールを行っていくかがより重要である。 |
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