研究分担者 濱崎雄平 佐賀大学医学部小児科教授
研究協力者 山本修一 佐賀大学医学部小児科講師
研究協力者 市丸智浩 佐賀県立病院好生館小児科部長
今回の検討において、既存のADに対する除去食(代替食)療法の効果については多くがミルクアレルギー児を対象としたものであり、ミルクアレルギーの存在が証明された症例での有用性は認められる。probioticsのAD治療に対する治療効果のエビデンスは、現時点では不十分である。アトピー性皮膚炎発症予防を目的とした、アレルギー疾患発症ハイリスク児に対する適切な除去食療法は推奨される。AD発症に対するprobioticsの効果は否定的である。