●乾燥はかゆみの原因になります。特に冬のように乾燥しやすい時期は保湿剤を多めに塗ったり、乾燥したなと感じた時は一日何回でも塗る回数を多くすることでいつもしっとりした状態を保つことによりかゆみを緩和できます。
●ほてりもかゆみの原因になります。熱を持ちやすい時期(特に夏)は、ほてってかゆい部分に水をかけて冷やしたり、保冷剤などで冷やすことでかゆみが落ち着くのを待ちます。
●掻いていると掻くことに集中してしまうため、手を使う遊びやゲームをするなど意識をそらすことで、掻くことを止めることができます。
●女性の場合は、ネイルをつけることで、はがれるのがいやで掻くのを止められたという人もいます。
●ストレスが溜まってイライラする→アトピーが悪くなる→見た目に出るので自信がもてなくなり思考もネガティブになるという悪循環からなかなか抜け出せなくなることがあります。イライラすると掻きたくなるものです。ストレスを抱え込まず、自分なりの不安を取り除くテクニックやノウハウを考案したり発散できる趣味や習慣を見つけることが大切です。
ハンドタオルを持参したり、刺激のないウエットティッシュでこすらないように押さえるようにして汗を拭う。出来るだけ早くシャワーや水で洗い流す。
なるべく日陰を歩いたり、日傘を使用することで直射日光を遮る。また自分に合った敏感肌用の日焼け止めクリームを活用することで、太陽を気にせず外出することができる。
保湿剤を携帯し、一日に何回でも塗る。
生理前に悪化するなど自身の悪化する傾向を把握し、悪化する前に薬をしっかり塗る。
なるべく畳やじゅうたん敷きではなく、フローリングの部屋にする。週に1回以上は掃除を行い、掃除機だけでなく、フローリングなどではウエットシートや雑巾も活用する。
布団は羽毛や羊毛の綿ではなく、ダニがつかないポリエステル綿がよい。布団は干したり乾燥機にかけるだけではダニの死骸やフンがとれないので、できれば掃除機をかけてダニを吸い込んで取る。半年に一度は丸洗いをするのもよい。
食物アレルギーがあったり、食べて悪化するものがないかぎり制限することで逆にストレスになる事もあるので、辛いもの、お酒など自分の悪化するものを把握できていれば制限する必要はない。
炎症がひどいときは敏感肌用など肌に優しいものを選び、自分に合う・合わないを見極め、正しい使い方を覚える。使用可否や回数について不安があれば、皮膚科医に相談する。
品質表示をチェックし、可能であれば試着して実際の肌心地を確かめてから判断する。
保冷剤を使って、かゆい部分や脇の下や首筋を冷やす。衣服で体温調整をする。
夏場は水シャワーを使う。
花粉、暑さ、乾燥、変化自体が身体面にも精神面にもストレスになる事を理解する。
自分の悪化するパターンを把握し早めに対処する。
ストレスを発散できたり、不安を忘れられる趣味を持ったり、70%主義で深刻に考えず、受け流す考え方を身につける。柔軟な考え方になると不安も薄れる。
慢性的な疲れや睡眠不足は悪影響を及ぼすので、なるべく早く寝る、寝る前にストレッチやマッサージをしてリラックスするなど自分の生活で出来る対策を考える。
ドラックストアなどでいろいろな種類が出ていますので、自分に合うものを選んでみて下さい。通信販売などで特殊なものを買うより、大手メーカーの製品の方が安全です。
アトピー性皮膚炎があるからとお化粧をあきらめていませんか。今は敏感肌用の化粧品もいろいろ出ていますので、サンプルを取り寄せて自分に合うものを選んでみて下さい。
ファンデーションが使えなくても、眉を描いたり、口紅をつけるだけでも気持ちが明るくなると思います。ここではアトピーである自分を認めつつ、それに振り回されぬような化粧や服装テクをご紹介します。
アトピー性皮膚炎だと眉毛が薄くなりがちです。地毛がほとんどない場合は、眉尻をペンシルで描き、輪郭を作ります。それから本来眉が生えている場所をパウダーで埋めてゆきます。最後に綿棒やブラシでぼかします。こうするといかにも「描きました」風にならないので自然に仕上がります。色は髪色よりワントーン明るめだと、表情が生きて見えます。
お湯で落ちるタイプのマスカラがおススメです。ビューラーでまつ毛をしっかり上げてから、塗っていきます。
症状が落ち着いてきたら、外気の刺激から肌を守る為にファンデーションをするのもいいです。顔の赤みや色素沈着がある場合、それもカバーできるので精神衛生上いいです。保湿効果があるものなどは皮膚の乾燥も防げますのでいろいろ使って自分に合うものも探してみましょう。
◆衣類はなるべく皮膚に負担を与えない綿製品をおすすめしますが、最近は肌触りのいいポリエステルなどが登場しているので、素材が肌に合うか試してみるのもよいでしょう。
夏は通気性が良く、肌に汗を残さない機能肌着もよいですし、衣類はあまり肌に密着しないTシャツなど軽くて涼しいものがよいでしょう。
冬は脱着のしやすいパーカーやカーディガンが、暖房で暑い時に温度調整がすぐにできていいです。セーターは肌触りが綿に近いちくちくしない素材のものを選ぶか、下にYシャツやTシャツを着て首に直接セーターが当たらないようにすれば首元のワンポイントにもなります。
◆年間を通して黒っぽいものよりも明るめのものを着た方が身体からむけた皮が目立たなく、気分がいいです。はっきりとした派手目な色やテキスタイルもおススメです。そういうものを着ると、自然と気分が明るくなり、おしゃれが楽しくなります。
まずストレスが原因で症状が悪化していることに気づくことが大切です。治療を一生懸命にやっているのに、良くならないというときは自分では気づかないうちにストレスを抱え込んでいることがあります。生きていくためには、ストレスからは逃れられることはできません。自分なりの対処法を会得し、ストレスがあっても上手に乗り越えていくコツを覚えていくことが大切です。ご自身の生活の中で、好きなこと、ひとつのことに集中することでいやなことを忘れてしまうことなどをみつけていってください。
いろいろな方にストレス解消法を聞いてみました。自分もやってみようかなと思えることがあったらまずはチャレンジしてみてくださいね。
●マラソン・山登り・ウォーキング・ダイビング・スポーツジムなど、体を動かすことでリフレッシュできます。
●物作り、読書、絵を描く、パズルなど好きなことに没頭する。
●家族や友人との気軽なおしゃべり
●海を見に行く、旅行に行くなど日常生活から離れてみる。
●緑の多い公園や自然の中で花を見たり清流の音を聞く。
●旅行を予約して旅の計画を立てるのも楽しめる。
●好きなミュージシャンのDVDを見る。
●好きなゲームをする。
●同人誌のイベントに行く。
●好きなものを買い物しに行く。
●映画を見に行く。