深川修司
1)
、安元慎一郎
2)
、絹川直子
3)
、野瀬善明
4)
、古江増隆
1)
1)九州大学大学院医学研究院皮膚科、2)久留米大学医学部皮膚科、3)九州大学病院医療情報部、4)九州大学大学院医学研究院医療情報部
局所に限局した膿痂疹に対して外用抗菌剤は有効であり、mupirocinとfusidic acidの効果にはほとんど差はなかった。全身に拡大する膿痂疹に対して経口抗菌剤による治療を行うことが多いが、レベルの高いエビデンスは得られなかった。また消毒剤や本邦でよく使用される外用剤の有効性に関しても質の高い研究はなかった。今後はそのような治療に対する質の高い研究が待たれる。