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検索結果のうち研究デザインがdouble-blindかobserver-blind のRCT(ランダム化比較試験)かSR(systematic review)であり、ランダム化、盲検化が十分に行われている15報を最終的に選別した4, 5, 12, 13, 17-21, 23-28)。
A.外用抗菌剤とプラセボの比較
3つの研究で外用抗菌剤と外用プラセボの比較をしていた5, 17, 18)。ほとんどの症例は小児だった。外用治療はプラセボよりも有効であった。
B.外用抗菌剤と全身抗菌剤の比較
4つの研究で外用抗菌剤と経口抗菌剤の比較をしていた。1つの研究では経口抗菌剤は外用抗菌剤よりも優れていると結論している19)が、全身に拡大した症例を特異的に除外した研究では逆の結論だった4)。残りの2つの研究では治療効果に有意差はなかった20, 21)。それらのmeta-analysisを行った報告によると外用治療のほうがやや有効だったが、有意差はなかった22)。
C.外用抗菌剤同士の比較
6つの研究で外用抗菌剤同士を比較していた。Mupirocinとfusidic acidを比較した4つの研究のうち、両者とも治癒したもの23)が1つ、fusidic
acidが優位のもの24)が1つ、mupirocinが優位のもの25, 26)が2つあった。そのうち1つではmupirocinがfusidic
acidよりも有意に効果的だった。治療効果に差のあった3つの研究はすべてUKにおいて行われていた。meta-analysisの結果では有意差はなかった22)。
D.経口抗菌剤同士の比較
2つの研究で異なる経口抗菌剤を比較していた。1つではco-amoxiclavとcefaclorを比較していた27)。2つの治療効果に差はなかった。もう1つの研究ではpenicillinとerythromycinとcephalexinを比較していた28)。Cephalexinが最も効果的で、erythromycinはほとんど同じくらい効果的だったが、penicillinの効果は不十分だった。 |
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