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膿痂疹の治療においては外用抗菌剤がプラセボより効果的だった。また外用抗菌剤はいくつかの経口抗菌剤よりも効果的だったが、そのエビデンスは弱いものだった。実際外用抗菌剤は経口抗菌剤よりも全身の副作用も少なく29)、治療のコンプライアンスもいいと思われる。またin vivoでの動物30)や人間31)の実験から、外用治療効果が大きいほど病変部位の薬剤濃度は経口剤よりも高いとされている。しかしながら抗菌外用剤はmupirocinとfusidic acidについてのRCTが多く、本邦でよく使用されているgentamicin、fradiomycin、chloramphenicolやそれらの合剤などについてのRCTは少なかった。
検索結果を15に絞り込む段階で、多くはランダム化や盲検化が不十分であったり、比較対照群を欠いていたために対照から外された。また研究のほとんどは規模が小さく、膿痂疹のサブグループ解析もあった。消毒石鹸など非抗菌的治療の有用性を示した研究もあったが、研究の質が低かったため除外した。しかしながら実際には中等症から重症の膿痂疹の治療において消毒、外用抗菌剤、内服抗菌剤を併用することが多い。 |
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