アトピー性皮膚炎 九州大学医学部皮膚科学教室TOPへ
合併症
アトピー性皮膚炎とウィルス感染症 アトピー性皮膚炎と細菌感染症 アトピー性皮膚炎と白内障
深川修司1)、安元慎一郎2)、絹川直子3)、野瀬善明4)、古江増隆1)
1)九州大学大学院医学研究院皮膚科、2)久留米大学医学部皮膚科、3)九州大学病院医療情報部、4)九州大学大学院医学研究院医療情報部
アトピー性皮膚炎とウィルス感染症
はじめに 研究目的 方法 結果 考察 参考文献
方法
カポジ水痘様発疹症(疱疹性湿疹)の治療に関する文献の検索と集積および伝染性軟属腫の治療に関する文献の検索と集積を行った。調査対象として1. MEDLINE収録論文、2.医学中央雑誌データベースとした。収集の対象とした論文の研究デザインとしてはランダム化比較試験(RCT)およびそのシステマティックレビュー(SR)、ケース・コントロール試験、コホート研究とした。収集の基本的ポリシーとしてはオックスフォードEBMセンターの推奨グレードB以上(Level of evidenceが3b以上)の論文を採用することとしたが、該当する論文数が少なかったため、オープン試験、症例報告についても重要と思われるものは取り上げることとした。MEDLINEの検索式として「Kaposi's varicelliform eruption OR eczema herpeticum」および「mollusucum contagiosum」とし、これに「therapy」をかけてえられたそれぞれ68件と308件のうちRandomized control trialを行った報告を抽出した。
医学中央雑誌では「カポジ水痘様発疹症/AL OR 疱疹性湿疹/AL AND 治療/AL」の検索式で抽出されたものが43件からlimit:PT-原著、研究様式=メタアナリシス、二重盲検試験、比較臨床研究、比較研究で絞り込むと2件が該当した。「伝染性軟属腫/AL AND 治療/AL」の検索式で抽出された53件からlimit:PT-原著、研究様式=メタアナリシス、二重盲検試験、比較臨床研究、比較研究で絞り込むと1件も該当しなかった。
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