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民間療法は、古くから伝承されるいわゆる補助療法と考えられ、アトピー性皮膚炎(AD)においても多くの患者が民間療法を経験している。JMEDICINE、および医学中央雑誌をもとに、民間療法における二重盲検比較試験の報告を検討した結果5例が認められた。これらはいずれも症例数が少ない、多施設に及ぶ大規模な検査ではないなどが認められた。また海外からのsystematic
review of treatments for atopic eczemaでは、数種類の民間療法が報告されていたが、大部分がエビデンスレベル3であった。一方、不適切な民間療法の報告はこれまで74例の報告例が認められ、増加している傾向が認められた。民間療法は、その多くにおいて科学的検証がなされていないものが多いが、ADにおける補助療法として確立されるためには今後エビデンスの高い科学的検証が必要であると考えられた。また増加している不適切な民間療法に関しては、医療側、患者側ともに再認識する必要があると考えられた。 |
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