アトピー性皮膚炎 九州大学医学部皮膚科学教室TOPへ
スキンケア
研究分担者 秀 道広 広島大学大学院医歯薬総合研究科
研究協力者 信藤 肇 広島大学大学院医歯薬総合研究科
研究要旨 はじめに 研究目的 研究方法 研究結果 考察 結論 参考文献
イラスト:スキンケア
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評価法の見方
研究要旨
アトピー性皮膚炎のスキンケアについては、2002年までは主に個々の保湿外用薬の有用性について報告されていた。今回2003年1月から2009年9月までに発表されたスキンケアに関する文献を網羅的に検索したところ、17例のRCTを含む25例の文献が該当した。
これらの文献では、新たに数種類の保湿外用薬、入浴剤、石鹸等の有効性が報告されたほか、保湿外用薬がアトピー性皮膚炎の寛解を維持する効果について報告されていた。  
また小児アトピー性皮膚炎の治療に保湿外用薬を併用することで、ステロイド外用薬単剤を使用した場合に比べて少量のステロイド外用薬で同等の効果が得られたことが報告されていた。
さらに学校でのシャワー浴の実施の仕方とエビデンスが報告されていた。
今後さらに保湿外用薬の具体的な使用法やセルフケアについてのエビデンスの蓄積が期待される。
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