アトピー性皮膚炎 九州大学医学部皮膚科学教室TOPへ
タクロリムス外用療法
研究分担者 佐伯秀久 東京慈恵会医科大学皮膚科講師
要旨 はじめに 目的 方法 結果 考察 結論 参考文献
イラスト:タクロリムス外用療法
タクロリムス外用療法評価表一覧
評価表の見方
評価法の見方
要旨
現在アトピー性皮膚炎治療に広く使用されているタクロリムス外用薬の有効性および安全性について、2003年以降の文献も加えて再評価を行った。ランダム化二重盲検などの臨床試験から本薬剤の短期および長期使用における有効性は十分に証明されており、同様に施行された大規模な安全性調査の結果から、現在までに本剤との因果関係が証明された全身性の重篤な副作用は無く、安全性に大きな問題はないものと考えられる。また皮膚癌やリンパ腫の発生リスクの問題に関しても、タクロリムス軟膏外用を行っても自然発生率を超えるものではないとの報告がみられるようになってきた。以上よりエビデンスのレベルは1、勧告のグレードはAに相当する。
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