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油症では皮膚症状をはじめとして、神経症状、関節症状、呼吸器症状など実にさまざまな症状が認められました。 |
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●チーズ様の目やにが出る
●爪、歯肉、くちびるや口の中、目の回りなどの皮膚が黒くなる ●黒にきびや赤みのあるにきびが多発する ●顔面、腋の下、股などに小さな皮膚のふくろができる ●肌が乾燥して毛穴が目立つ ●顔や関節がむくむ ●手足がしびれる ●全身倦怠感、食欲不振などの全身症状があらわれる |
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▼油症の重症度分類(1968年当時) | ||||||||||||||||||
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体内に吸収されたPCBならびにPCB関連化合物は腸管、皮膚、母乳、喀痰等を通してゆっくりと排泄されるため、症状はゆるやかですが徐々に回復に向かいます。しかしながら、これらの化合物は組織残留性が高いため、患者さんの中には今もなお血液や組織中のPCBやダイオキシン類の濃度が健康な人に比べて高い人もみられます。 油症の症状は時間の経過とともに徐々によくなりつつありますが、40年以上経過後も依然としてさまざまな症状がみられています。 |
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