保湿外用薬にはいろいろな種類があります。主な保湿外用薬とその長所・短所を表に示します。具体的な選択は、皮膚科の医師から処方してもらうか、あなたの皮膚の状態に合わせて指示してもらいましょう。また、市販のものでも、あなたにとって使用感のよいものであれば構いません。主治医にはどのような保湿外用薬を使用しているかを知らせてください。保湿外用薬には、軟膏のほかにクリームやローションなどもあります。夏に保湿軟膏を塗るとベタついて気持ち悪い感じがする場合があります。クリームやローションはベタつきが少なく、塗りやすくなっています。季節により、また個人の好みに合わせてそれらを試してみるのもよいでしょう。大切なことは、保湿を継続することです。
保湿外用薬 |
長 所 |
短 所 |
油脂性軟膏 (白色ワセリン、プロペト、サンホワイト、プラスチベース、 亜鉛華単軟膏、親水軟膏、アズノール軟膏) |
|
|
尿素クリーム、ローション (ウレパール、ケラチナミン、 パスタロンなど) |
|
|
ヘパリン類似物質 (ヒルドイド、ヒルドイドソフト、 ヒルドイドローション) |
|
|
セラミド (キュレル、AKマイルドクリーム) |
- 角質細胞間脂質で、皮膚本来の保湿機能を担っている物質
|
|
その他 (ユベラ軟膏、 ザーネ軟膏、オリーブ油) |
|
|
▲ページトップへ
|