アトピー性皮膚炎 九州大学医学部皮膚科学教室TOPへ
民間療法
研究分担者 中村晃一郎 埼玉医科大学皮膚科
研究協力者 滝口光次郎 埼玉医科大学皮膚科
要旨 研究目的 研究方法 研究結果 考察 結論 参考文献
イラスト:民間療法
民間療法評価表一覧
評価表の見方
評価法の見方
要旨
アトピー性皮膚炎(AD)の民間療法に対するRCT臨床研究を中心とした論文の評価を行った。多くは症例報告、症例集積報告による臨床研究が多く認められた。RCT臨床研究を行った報告は国内海外を含めて13例であり、probioticsによる報告などが認められた。いっぽう民間療法においていわゆる不適切治療は数多く報告されている。今回の検討でも2003年以降35例が認められた。これまでの74報告例と合わせて109例の報告となった。不適切治療の多くはステロイド外用薬使用を禁止しているものが多く、不適切治療による皮疹が悪化する症例が多く認められた。民間療法の有用性を理解すると同時に、いわゆる不適切治療に関しては今後も注意が必要である。
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