九州大学医学部 皮膚科学教室 九州大学大学院医学研究院臨床医学部門外科学講座皮膚科学分野

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入院案内

 

症例数・治療内容・成績

 
 年間の病棟入院患者数はのべ516人、入院手術数は284例でそのうち悪性腫瘍症は125症例と手術全体の44%を占めています。病棟入院患者数、入院手術数、悪性腫瘍症例数は年々増加する傾向にあります。
 入院の原因となった疾患としては悪性黒色腫、有棘細胞癌、基底細胞癌、乳房外パジェット病、血管肉腫などの皮膚悪性腫瘍が最も多く、母斑・母斑症、皮膚良性腫瘍と続き、何らかの外科的処置を要する症例が半数以上占めます。しかしながら、外科的処置を要する症例ばかりではなく、膠原病(皮膚筋炎、強皮症、SLEなど)、水疱症(尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡など)、乾癬(尋常性乾癬、関節症性乾癬など)、難治性皮膚潰瘍、重症型薬疹、アトピー性皮膚炎などをふくむ、多くの皮膚疾患に対して治療を行っています(図1,図2,図3;2009年10月-2010年9月の1年間のデータ)。
 

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 皮膚科の病床数は20床ですが、稼働率は高く、特に夏季では共通病床(入院数が超過した場合、どの科でも利用することができるベッド)を利用する機会も増えています。2006年度からは皮膚科、耳鼻科、整形外科などで治療をうける子どもを対象とした小児医療センターが北棟6階に発足し、そちらでの入院治療も積極的にすすめています。
 病棟スタッフは病棟医長1名、副病棟医長1名、指導医2名、医員・研修医数名から構成されます。指導医の指導のもと、チームを組んで診療しています。週1回の教授回診、週2回の病棟カンファレンス、週1回の症例検討会で診断、治療方針の決定および治療効果の評価を行っています。
● 悪性黒色腫
 原発巣の評価にはダーモスコピーを使用し、腫瘍範囲を正確に把握します。早期の場合はCTやPET検査で遠隔転移の有無を検索し、色素法、リンパシンチグラフィーとガンマプローブによるセンチネルリンパ節生検を行います。これらの検査により転移の有無を総合的に判断します。センチネルリンパ節は通常の病理学的診断に加えて免疫組織検査とRT-PCR検査を実施します。これらの検査により転移の有無を総合的に判断します。
 切除術、リンパ節郭清などの外科的治療ばかりではなく、進行期症例に対しては抗腫瘍剤療法をおこなう場合があります。
● 水疱症(尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡など)
 重症例に対しては血漿交換療法や免疫グロブリン療法を行っています。
● 乾癬(尋常性乾癬、関節症性乾癬など)
 入院治療では特に光線療法を併用した治療法を重点的に行っています。光線療法では、bath-PUVA療法、ナローバンドUVB療法を主に行っています。全身を1回で照射することができる装置が病棟に備わっています。また、最近保険適応になった生物製剤の投与も短期入院のうえ行っています。
(病棟医長:竹内 聡)
 
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