皮膚科 外科系

基本概要

外来窓口 外来3F
初診日 月-金
再診日 月-金
ご連絡先 092-642-5597
ホームページはこちら

診療科紹介

主な対象疾患とその治療

皮膚科では、すべての皮膚疾患を扱います。皮膚疾患には多くの種類がありますが、とくに、皮膚の炎症(アトピー性皮膚炎・乾癬など)、皮膚の感染症(足水虫・爪水虫など)、皮膚の腫瘍について重点的に治療を行っています。

皮膚の腫瘍では、悪性腫瘍(悪性黒色腫、有棘細胞がん、基底細胞がんなど)、良性腫瘍(脂肪腫、脂腺母斑、色素性母斑など)に対して、手術などを行っています。また、皮膚潰瘍、自己免疫性皮膚疾患、熱傷に対する入院治療も行っています。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹を主病変とする皮膚疾患です。アレルギーを起こしやすい素因があると発症しやすくなります。アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(日本皮膚科学会)に基づいて、適切な治療を行っています。最近、使用可能となった生物学的製剤による治療も取り入れています。また、アトピー性皮膚炎の専門外来も設けています。
 

乾癬

乾癬は、皮膚が赤くなり、細かいフケのような細かい皮が剥がれ落ちる皮膚疾患です。軟膏の外用療法、乾癬の発症を抑える効果のある薬剤の内服療法に加えて、紫外線療法を組み合わせて治療しています。生物学的製剤による治療も行っています。
 

足・爪水虫

足・爪水虫は、皮膚糸状菌(白癬菌)が足の皮膚や爪に感染することで発症します。顕微鏡による菌の鏡検、必要があれば培養検査を行って原因菌を特定します。爪水虫に特化した外用薬・内服薬による治療を行っています。専門外来を設けています(真菌外来)。
 

悪性黒色腫

黒いシミやホクロのような病変として発症し、次第に拡大、隆起してきます。進行するとリンパ節や内臓に転移します。転移がない場合、転移がリンパ節のみの場合は手術を行います。転移をしていて手術ができない場合は免疫療法や化学療法により治療します。リンパ節転移の有無を判定するため、センチネルリンパ節生検を行うことがあります。
 

有棘細胞がん

高齢者の顔に発症することが多い皮膚がんです。転移がない場合、転移がリンパ節のみの場合は手術を行います。転移をしていて手術ができない場合は化学療法や放射線療法により治療します。
 

基底細胞がん

高齢者の顔に発症することが多い皮膚がんで、黒い光沢のある結節のことが多いです。転移することはほとんどなく、手術により治療します。
 

良性腫瘍

脂肪腫、脂腺母斑、色素性母斑などさまざまな良性腫瘍の切除術を行っています。

主な手術・治療

紫外線療法

全身型の紫外線照射器(ナローバンドUVB)、局所型の紫外線照射器(VTRAC)を用いて、紫外線療法を行っています。外来通院による治療が可能です。また、入院の上、Bath-PUVA療法(●●●●●)
を行うことも可能です。
 

生物学的製剤による治療

重症のアトピー性皮膚炎、乾癬、慢性蕁麻疹に対して生物学的製剤による治療を行っています。注射による治療と点滴による治療があります。
 

皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)

皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)は悪性黒色腫、有棘細胞がん、ボーエン病、基底細胞がん、乳房外パジェット病など全ての皮膚悪性腫瘍の原発巣を切除する手術です。手術したあとの皮膚の欠損部は、局所皮弁や植皮で再建します。
 

皮膚悪性腫瘍切除術(広範切除)

リンパ節転移を伴う皮膚悪性腫瘍では、皮膚悪性腫瘍切除術(広範切除)によって原発巣の切除と一緒に、リンパ節郭清(切除)を行います。
 

皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)

皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)は、顔面、頭部、頚部、前腕より先の上肢、下腿より先の下肢に発生した良性腫瘍を切除する手術です。
 

皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)

皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)は、露出部以外に発生した良性腫瘍を切除する手術です。