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かゆみをやっつけよう 強いかゆみがある時の外用療法(ステロイド外用薬やプロトピック軟膏を中心にしましょう) 1.皮膚炎を抑える必要性

強いかゆみは、基本的きほんてきには皮膚炎ひふえんがあるために起こります。一見、赤みがなくてカサカサしているだけのように見えるところでも、その皮膚にはアトピー症状しょうじょうを引き起こす免疫めんえき細胞さいぼうがたくさん集まっています。つまり、見た目には皮膚炎がないように見えても、「かゆみ」があるところは、実は細胞レベルでは炎症えんしょうがあるわけです。

ですから、かゆみをコントロールするためには炎症をおさえることが最も大切です。炎症の治療ちりょうが十分でないと、かゆみはなかなかおさまりません。治療として、ステロイド(副腎皮質ふくじんひしつホルモン)外用薬がいようやくや免疫抑制薬よくせいやく(プロトピック軟膏なんこう)などの炎症を抑えるり薬を適切てきせつに塗る必要があります。

首は、アトピー性皮膚炎の症状がでやすいところです。こすれたり、いたりすると、炎症の後の色素沈着しきそちんちゃくによって黒ずんでしまいます。この「しみ」はとても目立ってしまいます。炎症を早くしずめることが、最もよい治療です。プロトピック軟膏やステロイド軟膏を、主治医しゅじいと相談して上手に使用しましょう。

細胞レベルでは炎症がある
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